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両親への贈り物に「生前戒名」という考え方…田口誠道著

2020年3月27日 11時08分
両親への贈り物に「生前戒名」という考え方

著者は、行政書士と住職(長野県・臨済宗妙心寺派長昌寺)の二つの立場で、これまで「終活」支援に取り組んできた。著者によると、一口に終活といっても、死を見つめた終活と、死をごまかした終活がある。充実した終活は周囲の人々と新たな関係をもたらし、亡くなった後も遺族や友人を勇気づける縁になるという。

高齢化社会を迎えた日本では年間の死者数が130万人を超え、葬儀に関する市場規模は3兆円に迫ろうとしている。その中でビジネスが先行し、新商品やサービスばかりが話題になっている。また昨今は無宗教葬を選ぶ人も増えてきた。そういう時代だからこそ、著者は「大切なことを見失わない終活を進めていただきたい」と強調する。生前に戒名を授かることは葬儀の準備ではなく、仏弟子となって正しく死を見つめ、より良い人生を歩むことにほかならないという。

伝統仏教は時に「葬式仏教」とやゆされることもあるが、歴史をさかのぼれば鎌倉時代に死穢の怖れから遺体を遺棄することしかできなかった庶民に対し、仏教者たちが悲しみを癒やすために葬送に関わるようになった。著者は「葬式仏教」の原点に、家族の愛情と仏教者の慈悲心があったことを忘れてはならないと指摘している。

本体価格1300円、徳間書店(電話049・293・5521)刊。

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