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能面花鏡…大月光勲著

2020年5月8日 11時13分
能面花鏡

日本の伝統的な仮面劇である、能。能において、演者にとって能面は単なる道具以上の意味を持つ重要な存在だろう。本書は、京都を拠点に40年以上にわたり「面打ち」を続ける能面師・大月光勲氏の集大成ともいえる作品集で、80点の作品をカラー写真で収載する。著者によるコラム、制作工程をイラストで紹介する「能面制作ノート」も付す。掲載する能面の写真撮影は、写真家の山崎兼慈氏が手掛けた。

代表的な能面である女面や翁面から、狐、鬼神、不動明王の面に至るまで、様々な種類がある。妖しげな面、不気味さを漂わせた面、恐ろしい表情の面の数々。無表情の代名詞とされながら、どの面にも喜怒哀楽が潜んでいるように見えるから不思議だ。能面そのものに生命が宿っているかのようである。

能面は、一個の工芸作品としても鑑賞に値する存在だが、舞台において能面と演者が一体となったときに初めて、より豊かな表情を見せる。

その表情は、本書中の著者の言葉を借りるなら「演者の魂と面打に魂が融合して咲くその時だけの花」といえるだろう。舞台の上だけの花、幽玄で形のない花。能の大成者・世阿弥の著作であり、本書タイトルにも引用された「花鏡」の世界である。

本体価格5000円、求龍堂(電話03・3239・3381)刊。

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