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唱えるという生活 お題目が導いてくれるほんとうの幸せ…瀬野妙佳著

2020年5月12日 09時12分
唱えるという生活 お題目が導いてくれるほんとうの幸せ

お題目を唱えることで、願いがかない、幸せになれるのだろうか。現実には苦しいことも悲しいこともある。その中でお題目は暗闇の中でも光を照らし、慈しみ、尊び、感謝し合う、広く大きな心、仏性を芽生えさせてくれると著者は説く。

法華経の信仰者で法華道場を開いていた母のもとで育ったが、母や兄姉たちからは差別を受け、つらい少女時代を送った。そんな思い出がよみがえることに苦しんでいた著者は、お題目を唱える中で「母や兄姉たちは私の罪を軽くするための憎まれ役を引き受けてくれていた」と気付く。人生で出合う困難も幸せも仏様のお導きと捉え、布教所の設立、山寺の復興、布教活動を成し遂げてきた。

交通事故をきっかけに信仰に芽生えた人や勤め先からの解雇が自分を変える契機になったと語る人らの様々なエピソードを通じて、お題目の功徳をつづる。著者は自然界や飼い猫、傷だらけの蒸気機関車(SL)などあらゆるものに仏の姿を見る。

日蓮宗の布教季刊誌『まんだら』で10年連載してきたエッセーから厳選したものに、新たに書き下ろした自らの半生を加えた。お題目の功徳を心身で実感し、そのことを多くの人に伝えてきた著者の言葉は、信心の大切さとその伝え方を教えてくれる。

本体価格1400円、佼成出版社(電話03・5385・2323)刊。

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