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仏陀バンクの挑戦 バングラデシュ、貧困の村で立ち上がる日本人と仏教系先住民たち…伊勢祥延著

2020年7月14日 09時21分
仏陀バンクの挑戦 バングラデシュ、貧困の村で立ち上がる日本人と仏教系先住民たち

イスラム教が国教のバングラデシュで、「ジュマ」と呼ばれる仏教徒の少数民族が迫害されていることはあまり知られていない。有志の僧侶らでつくる四方僧伽(上川泰憲代表)は2010年から無利子の小規模融資「仏陀バンク」を通じて、こうした貧しい仏教徒の経済的自立を支援している。

現地の村人は材料を買うために借金し、利息の返済でいつまでも豊かになれないという現実がある。だが、無利子であれば利益を上げることができる。実際、ランガマティ県ディグリバ村では、仏陀バンクを利用した女性が民族衣装を織るための材料を仕入れ、衣装を作って販売し、利益を上げている。また、ある男性は上質な堆肥を購入することでパイナップルの出荷量を増やし、作地を広げて6人を雇用することができた。

仏陀バンクは日本からの支援を原資にし、地元の寺院を拠点として村民に融資する。返済金が次の融資に回る。無利子だが、仏陀へのお礼として布施が元金に加えられ、それも次の融資につながるというシステムだ。

執筆したのは戦地などを撮るカメラマン。四方僧伽と共に活動するようになり、仏陀バンクのプロジェクトリーダーを務める。歯に衣着せぬストレートな表現が痛快で、同国での悪戦苦闘をユーモラスに伝える。

本体価格2000円、集広舎(電話092・271・3767)刊。

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