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近世浄土宗・時宗檀林史の研究…長谷川匡俊著

2020年7月17日 15時30分
近世浄土宗・時宗檀林史の研究

近世期の浄土宗における僧侶教育機関である18カ寺の「檀林」を総称して「関東十八檀林」という。著者自身も関東十八檀林の一つ大巌寺(千葉市中央区)の住職。増上寺や伝通院など五つの「府内(江戸)檀林」ではなく、地方の13の「田舎檀林」に焦点を当てていることが本書の大きな特徴であり、「これまで増上寺檀林および江戸檀林の影に隠れて等閑に付されてきた『田舎檀林』の実態解明と、檀林寺院経営の多様な側面を浮き彫りにする」ことを目指した。

檀林寺院の「日鑑」や「入寺帳」を主な史料として、末寺との関係や、檀林の管理運営上の課題、財政問題、民衆教化等の側面に着目し、その実態を解明することで「田舎檀林(経営)モデル」の構築を目指した。

檀林寺院は、他宗と比較して本山からの自立度が高く、末寺徒弟を檀林所化の供給源としていたことなど本末関係に規定される僧侶教育の運営体制を取っていたという実態を明らかにする。とりわけ田舎檀林は、小規模であるため経済的な負の要因などから教育の量と質の低下が起こると歯止めがかからず、「檀林教育制度の『制度疲労』に対応する抜本的な構造改革を果たせぬまま、江戸幕府の崩壊とともに関東十八檀林は終焉を迎えるのである」と結んでいる。

本体価格1万1000円、法藏館(電話075・343・5656)刊。

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