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グローバル化時代の宗教文化教育…井上順孝著

2020年8月31日 10時50分
グローバル化時代の宗教文化教育

グローバル化・ボーダーレス化が進む近年、通信手段が発達し、国境を越えて多くの人が関わりを持つようになると同時に、これまであまり身近でなかった多様な宗教文化と接触する機会が増えた。著者は、現代の宗教教育には世界の宗教文化についての基礎的素養を深め、様々な価値観を理解する姿勢が求められると述べる。

21世紀に入った頃から、国内でもイスラム教のモスクやユダヤ教のシナゴーグなど様々な宗教の施設が増え、訪日外国人、在留外国人の増加も顕著になった。それに伴い、信仰を背景とする価値観の違いを意識する機会が多くなっている。宗教への理解不足、基本的な配慮の欠如が問題を引き起こすことも増加した。映像コンテンツや食品などが宗教的規範に触れ、商品がリコールされるなど事件に発展した例もある。個人だけでなく、企業のリスク管理という点からも宗教文化の知識を深めることは重要な課題だ。

著者は30年にわたり宗教と教育に関して調査・研究を積み重ねてきた。本書はいわばその集大成。ユダヤ教、イスラム教などの生活に生きる戒律や、日本人の文化の中にある宗教、情報時代における「宗教」のイメージの変遷などを論じつつ、宗教文化教育が現代において重要な意義を持つことを説く。

本体価格2600円、弘文堂(電話03・3294・4801)刊。

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