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お迎えの信仰 往生伝を読む…梯信暁著

2020年9月24日 13時27分
お迎えの信仰 往生伝を読む

人は死んでどうなるのか。無に帰するのか。あの世はあるのか。それとも輪廻転生するのか?――生死は人類にとって永遠の謎であり、死ほど不思議な現象はない。我が国で死の問題に人々が大きな関心を寄せるようになったのは、往生極楽の浄土思想の広まりに起因する。「往生伝」の現代語訳に解説を付した本書は、臨終の様子と極楽往生への願いを知るばかりでなく、天皇家や貴族・高僧から庶民に至る様々な階層の人たちの往生の物語が集められていて興味深い。

死に関する書物で歴史的に有名なものにエジプト人の来世観を示す『死者の書』や臨終から再生への道のりを描いた『チベット死者の書』がある。近年ではキューブラ・ロスが200人の末期患者の証言を分析した『死ぬ瞬間』や立花隆の『臨死体験』が知られる。

我が国の往生伝を、著者は「往生する人の奇瑞を伝えた説話文学」と位置付ける。本書で取り上げているのは、日本で最初に著された往生伝で10世紀末に成立した慶滋保胤の『日本往生極楽記』、12世紀の『続本朝往生伝』『拾遺往生伝』『後拾遺往生伝』。付録として、恵心僧都源信が唱えた不断念仏を修して往生極楽を目指した結衆の行実を伝える『楞厳院二十五三昧過去帳』を掲載している。

本体価格1600円、法藏館(電話075・343・5656)刊。

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