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近江商人の魂を育てた寺子屋 川島俊蔵の教えに学ぶ…中野正堂著

2020年10月1日 09時08分
近江商人の魂を育てた寺子屋 川島俊蔵の教えに学ぶ

近世から現代に至るまで日本経済の発展に大きな足跡を残した近江商人と江戸時代の「寺子屋」教育の関連を論じた。

著者は近江商人の主要な輩出地の一つ、滋賀県東近江市の五個荘にある臨済宗妙心寺派乾徳寺の住職で、長年にわたり高等学校教育に携わった。本書を通じて「近江商人の魂を育てた」という五個荘の寺子屋教育の中身を明らかにし、山積する現代教育の課題の解決に向けて一石を投じる。

全国を行商した近江商人は「読み・書き・計算」といった商人としての技術的資質に加え、一般に「三方よし」と呼ばれる特有の商業理念を持ち合わせて家業を発展・継承させた。「日本で最も充実している」と評された五個荘の寺子屋では、商家への奉公を目指すカリキュラムが組まれていたという。

本書では五個荘の川並地区で宝永年間(1704~11)以降に開業した川島家の寺子屋を中心に教育内容を探る。

五個荘の寺子屋では、技術的資質を養う高度で複雑な算術や、商業理念を培うために石田梅岩が提唱した石門心学などが講じられた。理念形成には信仰面の影響も大きく、五個荘出身の臨済宗僧侶・東嶺圓慈(1721~92)がこの地域で広めた「神儒仏一致」の思想についても解説する。

本体価格2000円、法藏館(電話075・343・0458)刊。

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