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『佛説無量壽經』随聴記 上…學場房世英著

2020年11月5日 10時05分
『佛説無量壽經』随聴記 上

『無量寿経』の中でもポピュラーな漢訳の一つで、浄土三部経に数えられる『仏説無量寿経』を、独自の解釈を加えながら解説した労作。松原祐善・大谷大元学長が『無量寿経に聞く』に記した意訳をベースに難解な原典を読み解いていく。

上巻では、四十八願文と四誓偈を中心に解説。原文、書き下し文に続き、松原氏による意訳や註釈が併記され、初心者でも読みやすい。特に原典の素読にこだわっており、読者にも読誦を呼び掛ける著者の語り口は、まるで講義を聴いているようなライブ感を与える。読み進める際は実際に引用されている原文を読むと良いだろう。

『仏説無量寿経』には、差別に関する問題に言及する箇所が少なくない。本書でも「変成男子」や「生尊貴家の願」について中心的に取り上げており、被差別者の救済について詳細に言及している。令和の世にも連綿と続く弱者差別社会をどう生きるべきかを考えさせる。

原文の一語一語を丁寧に分析する解説書でありながら、願文の解釈の内に、今の世界を覆う物質主義や、日本国憲法の改正問題など現代を取り巻く諸問題を鋭く指摘する側面も。経典の持つ普遍性を裏付ける内容になっている。

本体価格6000円、考古堂書店(電話025・229・4058)刊。

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