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近代の仏教思想と日本主義…石井公成監修 近藤俊太郎・名和達宣編

2020年11月9日 09時43分
近代の仏教思想と日本主義

「日本主義」を手掛かりに、戦時下の日本における仏教思想の近代的形態について分析・検討した論集。

仏教思想それ自体に日本主義のルーツを探るのではなく、仏教者・知識人が日本主義をいかに受容し仏教を再編したか、その過程を考究。日本主義の担い手となるべく、仏教者・知識人が戦時下の支配的イデオロギーに再解釈を加えるなどした苦悩を伴う「思想的格闘」の軌跡をたどる。

取り上げられている仏教者・知識人を抜粋すると真宗大谷派の教学者・曽我量深、本願寺派で戦時中執行を務めた梅原真隆、日蓮主義を提唱した田中智学、文芸評論家・亀井勝一郎、作家・吉川英治ら。教団外の思想家・知識人を含んだのは、既成仏教教団において日本主義的立場を構築・議論する際、主導的な役割を担ったのが教団の現状に批判的で改革志向を有する思想家や知識人、文学者、社会運動家らであったからという。

「戦争責任論」を出発点とする戦時日本の仏教思想研究ではあるが、編者・近藤氏(本願寺史料研究所研究員)は、戦争や国家に対して抵抗か、従属かの二分法では把握できない領野があり「抵抗と従属の間に、あるいは外側に、何が横たわっているのか」を追究したいとしている。

本体価格6500円、法藏館(電話075・343・0458)刊。

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