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揺らぐいのち 生老病死の現場に寄り添う聖たち…北村敏泰著

2020年11月17日 09時52分
揺らぐいのち 生老病死の現場に寄り添う聖たち

本紙で2017年5月から100回にわたって連載された「生老病死―いのちの現場から」を単行本化した。同連載をベースに加筆修整し、「いのちが揺らいでいる」と著者が言う現代社会の中で、苦難にある人々と向き合う宗教者らの姿を追う。

貧困や自死、差別、虐待、生殖補助医療、安楽死、尊厳死など、生命の尊厳に関わる様々な問題が現代社会には満ちている。そしてそこには、当事者の苦悩や悲しみ、懊悩に寄り添う市井の宗教者たちがいる。著者はこうした宗教者らを「聖」と呼び、現場に足を運んでは聖の声を聞き、悩み苦しむ人々との交わりを取材し続けた。

本書を通して浮かび上がるのは、苦難に直面し悲嘆に暮れる人々と共に苦しみ涙し、苦難を共有しようとする聖たちの姿である。行動し、寄り添い、共感し、「共苦」する彼らを突き動かすものは何なのか。いのちの尊厳に対する、揺らぐことのない信念と言えるのではないか。

いのちの尊さを軽視するかのような事件、問題が相次ぐ現代にあって、「宗教離れ」が指摘されるようになって久しい。本書で描き出される多くの聖の姿からは、宗教者といのちとの新たな関わり方について考えさせられる点が多い。

本体価格2200円、晃洋書房(電話075・312・0788)刊。

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