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墨跡つき仏像カレンダー2021
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興福寺の365日…辻明俊著

2020年12月1日 10時41分
興福寺の365日

興福寺に関する歴史と美術の書籍はちまたにあふれているが本書はそれらとは一線を画し、現代の同寺の日常・情景を著者の細やかな視点から生き生きと描き出す。奈良県で活躍する映像作家・保山耕一氏による映像を収録したDVDも付属する。

著者は興福寺の執事で、1977年生まれ。大谷大在学中にたまたまアルバイトに申し込んだのが興福寺との縁の始まり。南都各宗の作法は密教に基づいており、真言各派と同様に四度加行の修行に入るがあまりにもつらく、終えたら寺を去ろうと思っていた。しかし護摩を焚く自分の後ろにいつも熱心に祈る人がいることに気付き、興福寺にとどまる決心をした。

広報などを担当し、2009年の東京での阿修羅展は仏像ブームの火付け役となったが、中金堂再建への機運盛り上げの狙いは外れ、美術品としての阿修羅像のみに関心が集まってしまった。一昨年にリニューアルした国宝館では仏堂であることを意識させるような空間と展示にした。

かつて同寺の金曜の賄いはカレーだったことやお盆の供物はスイカで11月の慈恩会は柿と決まっていること、大西良慶貫首が住んだ別院を見回った際、鳴らないはずの黒電話が鳴った怪談のような体験談なども記す。

本体価格1700円、西日本出版社(電話06・6338・3078)刊。

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