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墨跡つき仏像カレンダー2021
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信長が見た戦国京都 城塞に囲まれた異貌の都…河内将芳著

2020年12月21日 09時39分
信長が見た戦国京都 城塞に囲まれた異貌の都

2010年発行の新書判を文庫化した。現代とも平安京とも異なる戦国時代における京都独自の都市の在り方を織田信長の動向を切り口に読み解く。当時は上京と下京の二つのエリアから成り、それぞれ防塁で囲まれていた。応仁の乱(1467~77年)では被害を免れた下京も天文法華の乱(1536年)で壊滅し、上京も3分の1が焼けてしまった。

信長は終生京都に拠点を築かず、下京の妙覚寺や本能寺を宿所とした。日蓮宗(法華宗)は洛中の寺院建立が禁じられていたが、応仁の乱以降は進出した。本山同士での合戦もあったが、諸勢力に対抗するため1564年の永禄の盟約で結束し、後に「十六本山会合」と呼ばれた。現存する詳細な勧進帳簿は町人の経済力を示す史料で、町単位でも家単位でもなく個人単位で檀徒を把握していた点が注目される。この資金は伽藍整備ではなく狼藉を未然に防ぐため諸勢力に献金され、次第に信長勢に収束する。安土宗論の策謀で打撃を受けるが比叡山焼き打ちや石山合戦を考えると、信長は日蓮宗を「敵」とは見なしていなかったと著者は指摘する。

信長の上京焼き打ちで内裏以外は焼失したが、数年で復興したことが「本山会合」の史料から読み取れる。応仁の乱では起こらなかったことで町の発展を示す出来事だとする。

本体価格900円、法藏館(電話075・343・5656)刊。

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