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仏像破壊の日本史 神仏分離と廃仏毀釈の闇…古川順弘著

2020年12月22日 10時01分
仏像破壊の日本史 神仏分離と廃仏毀釈の闇

明治維新と同時に行われた日本史上の一大宗教改革「神仏分離」とそれに連動した「廃仏毀釈」について、資料写真と共に数々の具体的な事例を引いて「日本宗教史における最大のタブー」を読み解く。

1866年の神仏分離令により、それまで千年以上にわたって続いてきた「神仏習合」という信仰形態の撤廃が断行され、あわせて神道の国教化が試みられた。日本各地の寺社は大きな変容を遂げ、日本の風土は激変した。

神と仏を分離する政策は、天皇を中心とする「祭政一致」の実現という維新の本来の目的にとって何よりも必要な政策であった。そのため明治維新の指導者たちは、廃藩置県や地租改正、殖産興業、あるいは文明開化に取り掛かる前に、まず神と仏の維新を成し遂げなければならないと考えたのだという。

本書では、明治維新まで行われていた神仏習合の始まりから説き起こし、神社のそばに神宮寺を建立した由来や寺院の境内や近くに神社(鎮守社)を建立した由来を説き明かす。そして明治維新前は寺院だった有名神社を紹介し、また権力に翻弄された寺社や、神か仏かを巡る迷走、廃仏毀釈から国家神道への道をたどった経緯などを分かりやすく解説する。

本体価格1100円、宝島社(電話03・3234・4621)刊。

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