PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
墨跡つき仏像カレンダー2021
PR
墨跡つき仏像カレンダー2021

創価学会の思想的研究 〈下巻〉人権・共生編…松岡幹夫著

2021年2月2日 09時30分
創価学会の思想的研究 〈下巻〉人権・共生編

自らの信仰対象である創価学会の教えを思想的に研究する「創価信仰学」という研究姿勢を表明する著者の論集の下巻である。

収載論文の基調は人権と共生。「創価思想」の視点から仏教の人間観を概観し、「池田大作の人権思想」を取り上げ、西田幾多郎の『善の研究』に見られる倫理思想を「自己実現」という言葉から解読し、それを「創価思想」との比較論に導く。さらに生態学的な実践哲学を意味する「エコソフィー」の概念を提起し、日蓮思想と震災復興、創価学会の初代から三代へ継承される共生思想の理論と実践に論及している。

著者は「信仰学の立場は、最近になって私の中で確立された」と言う。「いわば哲学と神学の間に思想史的研究を位置づける」のと同じような立場で日蓮思想、創価学会の思想の研究を進めてきたものであり、「本書にはその軌跡がおさめられ、学問と教義の間で発想し、思考し、逡巡する私の姿が映し出されていよう」と述べている。

巨大教団の教義や活動を思想体系として理解する上で「創価信仰学」は一定の役割を果たすのではないか。また、信仰に軸足を置いた著者の「知の探究」が今後、組織体としての教団研究に向かうとき、どのような展開を見せるのかも興味深い。

本体価格1600円、第三文明社(電話03・5269・7144)刊。

満月交心 ムーンサルトレター

満月交心 ムーンサルトレター…鎌田東二・一条真也著

2月25日

歌(和歌・歌謡・詩)こそ日本宗教の核だとする宗教哲学者の鎌田東二氏と、弔いこそ人間の人間たるゆえんだと考える作家の一条真也氏が、毎月の満月の日に交わす「WEB文通」をまと…

ジーザス・イン・ディズニーランド ポストモダンの宗教、消費主義、テクノロジー

ジーザス・イン・ディズニーランド ポストモダンの宗教、消費主義、テクノロジー…デイヴィッド・ライアン著、大畑凜、小泉空、芳賀達彦、渡辺翔平訳

2月24日

タイトルを直訳すると「ディズニーランドのイエス」。様々な有名キャラクターや映画を送り出したディズニーは、世界で大きな影響力を持つエンターテインメント産業に成長した。世俗社…

食卓から未来を変える “新しい文明”を築くために2

食卓から未来を変える “新しい文明”を築くために2…宗教法人「生長の家」編

2月22日

猛暑や暴風雨など地球温暖化の影響による気候変動が実感され、環境問題への個人レベルの取り組みが求められている。教団を挙げて環境問題に取り組んできた「生長の家」は、会員が信仰…

食品ロスを減らす 資源を大切にする生き方

社説2月26日

脱炭素社会 人間の驕りへの警鐘を

社説2月24日

東日本大震災10年 宗教者の支援の立場性とは

社説2月19日
お知らせ
このエントリーをはてなブックマークに追加