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墨跡つき仏像カレンダー2021
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墨跡つき仏像カレンダー2021

現代山岳信仰曼荼羅…藤田庄市著

2021年2月10日 10時35分
現代山岳信仰曼荼羅

自らも30年以上大峯修行を続ける宗教フォトジャーナリストの著者が各地の山岳修行に加わり取材した記録で、美しく神秘的な山中の霊場、苦行に挑む行者の決死の表情、通常非公開の修行など迫真の写真を多数収める。

カルト問題も長年のテーマとする著者が、聖と俗とのせめぎ合いをどう捉えているかが一つの読みどころだ。滝行ブームとの距離感に苦慮した高尾山薬王院、再創造された薬王院の富士山修行、自分を「精神異常」と語る御嶽行者、富士講、丸山教、羽黒修験、六郷満山、吉野・熊野、聖護院の深仙灌頂などを取り上げ、行者・信者の生の声を拾う。

シャーマニズムは現代社会と最も相いれない領域だが、山岳信仰では今もリアルな出来事だ。生霊に苦しんだ富士講先達の言葉は生々しい。

新潟・八海山では40年前、自らも神がかりする先代宮司が「低級霊が人心を惑わす」として神がかりを禁止した。当代宮司も信者の行者依存を問題視して、神がかりを求める人には一対一で危険性を教えるというが、著者は「宗教の根幹ともいえる非合理性の水脈はどうなるのか」と問い掛ける。宮司は「なんらかの形で応える必要がある」と応じ、「宮司の模索は続く」と原稿を締めるが、著者自身の模索でもあるのだろう。

本体価格1800円、天夢人(電話03・6413・8755)刊。

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