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仏法僧の現在 ―無宗教日本の葬式仏教―…木村文輝著

2021年2月17日 10時39分
仏法僧の現在 ―無宗教日本の葬式仏教―

自らを「無宗教」とする日本人の宗教観、葬儀の意味、仏教に対する一般の人々の理解について、曹洞宗の僧侶が考察する。日常に溶け込み意識されてこなかった仏教の姿、葬儀、布施の意味を説く。

仏、法、僧の観点から日本で仏教がいかにして受容されているのかを明らかにする。仏陀だけでなく遺体や先祖を指して用いられる「仏」の意味や僧侶が妻帯する根拠を仏教の教義、歴史から考察する。江戸時代、幕府が檀家制度を活用し仏教の教えを普及させたことで、他者を殺し、奪い、だますことが当たり前の戦国時代の価値観から変化し、その遺産が現代の道徳心を支えているという。

1980年代、臓器移植の議論に「布施」の概念が用いられるようになった。臓器の提供は布施であり是認されるとの主張を契機に、果たして布施行に妥当するのかについて議論が重ねられた。慈悲の精神の発露か、仏道修行という目的はあるか、施者と受者と施物が正常な状態であるかなど様々な条件が挙げられ、布施のあるべき姿が語られた。著者は、議論の一方で葬儀や法事など寺院に実際に提供されている布施の現実との落差を指摘する。著者の布施論は臓器移植についての議論から数十年経た現代でも色あせることなく、仏教界に課題を突き付けている。

本体価格は2500円、八千代出版(電話03・3262・0420)刊。

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