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中外日報宗教文化講座2021
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満月交心 ムーンサルトレター…鎌田東二・一条真也著

2021年2月25日 09時14分
満月交心 ムーンサルトレター

歌(和歌・歌謡・詩)こそ日本宗教の核だとする宗教哲学者の鎌田東二氏と、弔いこそ人間の人間たるゆえんだと考える作家の一条真也氏が、毎月の満月の日に交わす「WEB文通」をまとめた書籍の第3弾。2015年7月から20年4月までを収録した。

互いの活動報告のほか、コロナ禍はもちろん、『絶歌』出版、終戦70年、オウム事件、原発事故、熊本地震、「沈黙-サイレンス-」や「シン・ゴジラ」といった話題の映画、グリーフケア、天皇即位などの時事や社会的課題について語り合っており、ページを開くとその時々の世情が思い出される。

一条氏は人類の存在を示す最古の遺跡が埋葬の痕跡であるように、死者を弔うことこそサルとヒトの違いだと語る。向き合うべきは自分の死というより、他者をどのように葬り弔うかだと強調する。そして祖先祭祀を重視する儒教への関心につながっていく。韓国の研究者の「儒学は道徳倫理の学ではなく、美学である」との言葉に強い共感を示し、礼法や儀式を支える価値観と結び付く。また神々や怨霊を鎮める所作が上代の神楽や中世の能楽の起源だとする鎌田氏の説と重なり合う。

結論や正解が用意されているわけではないが、言葉のセッションがじわじわと互いに影響を及ぼす過程は読み手にも刺激的だ。

本体価格3200円、現代書林(電話03・3205・8384)刊。

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