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中外日報宗教文化講座2021
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正倉院宝物の輝き…大橋一章・松原智美・片岡直樹編著

2021年3月23日 16時40分
正倉院宝物の輝き

美術史・書道史・仏教史の専門家19人が正倉院宝物の名品・優品を取り上げ、最新の知見に基づき詳細な解説を記す。カラー写真を多数掲載する。

世界各地の古代ガラス製品について調査が進展したことで正倉院宝物への理解が深まってきた。ガラスは東アジアでは瑠璃と呼ばれ、七宝の一つとして仏典に頻出する。世界最古のガラスは紀元前2350~2100年のシリア・テルブラク遺跡出土の青色ガラス塊だが、製造法に触れた世界最古の文献は734年の正倉院文書で、日本人も古くからガラスの輝きに魅了されてきたことが分かる。

著名な宝物である瑠璃坏はコバルトブルーが美しいコップ。産地は不明だが、アルカリ石灰ガラス製であることから東アジア以外とされている。銀製台座は中国製というのが定説だが7世紀半ばの百済系とみる説もある。古墳から白と青の器がセットで出土した例が複数あり、色の組み合わせに死者への手向けの意味を想定する見解もある。

正倉院には経典も多く伝わる。ただ意外にも明治の献納品を除くと梵網経1点のみだ。これは鑑真和上請来・聖武天皇所持説や新羅献納説もあったが日本特産の雁皮紙だと判明し、いずれも否定された。ただ2巻を1巻に合装する点に新羅の影響が指摘される。

本体価格3400円、里文出版(電話03・3352・7322)刊。

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