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法事がわかれば親鸞がわかる 通夜から墓参りまで…北畠知量著

2021年4月28日 09時47分
法事がわかれば親鸞がわかる 通夜から墓参りまで

法事を通して親鸞聖人の「横超他力」の教えを平易に解説する。同朋大名誉教授で、真宗大谷派の住職である著者は「もうダメだと絶望する自分を阿弥陀如来に託し、そんな自分から解放されること」を横超他力と説明する。

阿弥陀如来を頼んで横超すると、絶望していた自分が既に救われていることに気付かされる。そして、深い喜びと感動の念(念仏)が湧き起こり「浄土」が開かれるという。こうした個性的で豊かな生き方をせよと説くのが真宗であると、著者が自身の体験談を交えて具体例を示す。

「通夜」「仏葬」「初七日」「忌明け」「死生観」「配偶者との死別」「お盆」「彼岸の墓参り」「法事を勤める」「数珠」「焼香・合掌」の11の章で構成され、法事ごとに意義や横超に至るまでの手掛かりを提示。また、仏葬の歴史やお盆の起源、数珠を用いる目的などにも触れているので、一読すれば仏事全般の概要・背景が理解できる。

著者は、人は横超ができればその安心感から「再度この社会の問題に大胆に関わっていける」と説き、「その生き方は柔軟な姿になる」という。ゆとりと謝念の日々を過ごすことができるよう、仏事を通して親鸞聖人の横超他力の教えに触れる。

定価1320円、法藏館(電話075・343・5656)刊。

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