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73歳 お坊さんになる…荒牧邦三著

2021年5月28日 11時55分
73歳 お坊さんになる

熊本日日新聞社で社会部長、論説委員や役員を歴任した著者が、70歳で浄土真宗本願寺派僧侶を育成する中央仏教学院(京都市右京区)の通信教育を受け、新型コロナウイルスの影響で得度式の延期やスクーリングの中止に遭うが奮闘努力し、73歳で僧侶になるまでの体験をつづる。

著者が通信教育を受講した動機は三つあった。50歳を過ぎ、僧侶をしていた親友に「南無阿弥陀仏」の意味を尋ねると、「お互いが70歳になったら教えてやるよ」と言われたが、親友はがんを患い61歳で他界した。著者が70歳になり仕事を辞めた時、親友との約束を思い出し、「南無阿弥陀仏」の意味を学ぼうと決めたことが一つ。さらに「宗教心の深さ、信心の強さはこころのどこに宿るのか」を知ることと、「差別墓石」との遭遇をきっかけに親鸞聖人の「万民はみな平等である」という教義を確かめたいと思ったことも動機になったという。

通信教育での体験や教義の勉強を通じ、自分が抱えていた動機を解明した著者は「73歳で宗門の門前に立つことが出来たことは感慨無量である。さらなる勉学、布教がその使命」と結ぶ。

これから浄土真宗を学ぶ人や僧侶を目指す人にとって入門書になる一冊。

定価1320円、探究社(電話077・599・4201)刊。

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