PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
第18回「涙骨賞」を募集
PR
中外日報宗教文化講座2021 第18回「涙骨賞」を募集

出直しの教え -死の救い…橋本武著

2021年5月31日 13時26分
出直しの教え -死の救い

『おさしづを拝す』『ふしから芽が出る』などの好著で知られる著者の没後50年を記念して、『みちのとも』や『天理時報』などに寄稿した随筆などえりすぐりの18篇を文庫本にまとめたもの。

著者は幼少にして父、弟妹を亡くし、死への恐怖と不安に苦しむ中、重篤な病にかかった母が天理教の信仰により奇跡的に九死に一生を得た。それにより橋本家は一家で天理教に入信するが、著者は信仰する気持ちがなかった。信仰は個人の問題だと思っていたからである。ところが、ある夜、分教会の詰所で聞かされた「出直しの教え」が決定的な人生の転機となった――。

書名は入信の動機をつづった一篇「死の救い」に由来する。人間の死を「出直し」と捉える天理教の教えは、肉親を次々と亡くした著者にとって精神的に大きな救いとなり、入信の動機となった。

本書では著者が17歳の時、関東大震災による死を、母子ともに奇跡的に免れたことで「神の手引き」を感じたことや、「神は有り難きものであって、決して恐ろしきものではない」という気付きを得たエピソードなども語られる。天理教道友社長、斐山分教会長などを務め、65歳で「出直し」をした著者の珠玉のエッセー集。

定価770円、天理教道友社(電話0743・62・5388)刊。

古代インドの入門儀礼

古代インドの入門儀礼…梶原三恵子著

9月24日

インドの歴史は古い。紀元前5000年にさかのぼってインダス文明が栄え、そこへアーリア人が入りアーリア文化を築き上げた。社会体制はバラモン(祭司)、クシャトリヤ(王族・武人…

『一遍聖絵』の世界

『一遍聖絵』の世界…五味文彦著

9月22日

時宗総本山清浄光寺(遊行寺)所蔵「一遍聖絵」(国宝)は、踊念仏で知られる一遍の生涯を描いた絹本着色の絵巻として知られ、美術史的な評価も高い。一遍が往生を遂げた10年後の1…

ゴータマ・ブッダ その先へ 思想の全容解明

ゴータマ・ブッダ その先へ 思想の全容解明…羽矢辰夫著

9月21日

ブッダが突き止めた苦の原因は「自他分離的自己形成力」だと論じ、この一貫したテーマをもってブッダの思想を解き明かす。 本書によると、自他分離的自己形成力とは十二縁起の「行」…

欲望と宗教心 仏性は自覚されて働く

社説9月22日

「テロとの戦い」の錯誤 宗教者の平和活動の意義

社説9月17日

東京五輪の光と闇 開催理念の再確認を

社説9月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加