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弘法大師の贈り物…橋本真人著

2021年6月11日 11時19分(2021年6月15日 09時55分更新)
弘法大師の贈り物

高野山で四十有余年仏道を歩み続ける著者が、宗祖大師の教えや日々の心掛けを簡潔につづった48編の法話集。法会や行事、自然と季節の流れを見つめた。誰の胸にも思い当たる日常の場面を切り取り、平易な語り口で、仏の教えの核心を伝える。

著者は高野山高に進学し、在家から僧侶となった。後に19年間、母校で教員として勤務した。多感な生徒との触れ合いを通じ、教えて学ぶ意義の深さを知ったことが布教の基盤になった。全てを宗祖大師からの贈り物と受け止める。高野山高在学中に師僧を引き受けてくれた故山階清弘大僧正や、故高橋成通・高野山北米開教総監の教えを懐かしむ。

高野山大在学中にはバイク事故で生死の境をさまよう。夢幻の中で白い着物姿のお坊さんが右肩を抱えて光のある場所に導いてくれた霊夢を見たという。転院した大阪の大学病院で診療に当たった担当医が、白隠禅師が信仰の力で病気を克服して修行を重ねたことに倣い、長期入院はさせず著者を高野山に帰山させた。自身のベッドの横で拝み、懸命に看護してくれた先輩との出会いなど、一連の出来事が僧侶としての原点だと振り返る。

植物の挿絵は、寺庭の佳泉氏が手掛けた。住職を務める醫王寺が今年で開創300年を迎え、慶事を記念した本書を刊行した。

定価1760円、春秋社(電話03・3255・9611)刊。

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