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天皇家の家計簿…宝島社皇室取材班著

2021年6月14日 09時38分
天皇家の家計簿

2018年11月、秋篠宮さまが政教分離原則を踏まえ、大嘗祭は「内廷会計で行うべきだと思う」と発言し、議論を呼んだ。結果的には宮廷費で賄われたが、本書では一般には分かりづらい内廷費・皇族費・宮廷費・宮内庁費を章立てて具体的に解説し、公務や財産相続から学費、携帯料金、眞子さま「結婚問題」まで幅広く皇室経済を語る。

特に内廷費3億2400万円の実態に迫る部分が興味深い。公的活動などの宮廷費約110億円、宮内庁運営の事務費・人件費などの宮内庁費約122億円に対し、内廷費と皇族費は「御手元金」(生活費)で宮内庁が経理する公金ではないとされる。内訳は非公表だが1990年の国会答弁で一部明らかにされ、宮中祭祀費は全体の8%であり、現行で計算すると2592万円となる。宮中祭祀に携わる掌典・内掌典や生物学研究所などの職員ら約30人は天皇家が私的に雇用する非国家公務員だが、「国家公務員に準じた給与」が支出され、その人件費総額で内廷費の3分の1を占めるという。言及はないが、寺社への「御下賜金」もこの内廷費と推定される。

話題性優先の読み物で精密な分析を目的としたものではないが、注目の機会の少ないトピックスも拾い集めており、令和の皇室が抱える様々な課題を提示している。

定価1078円、宝島社(電話03・3234・4621)刊。

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