PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
第18回「涙骨賞」を募集
PR
第18回「涙骨賞」を募集 翠雲堂

善導教学の研究 第三巻…柴田泰山著

2021年6月22日 14時29分
善導教学の研究 第三巻

唐代初期に活躍した善導の教えは、法然をはじめ日本の浄土教にも多大な影響を与えたことで知られる。本書は著者による四半世紀にわたる善導研究の集大成となる。

全3巻の最終巻であり、2006年刊行の第一巻では「善導を考える」、14年の第二巻では「善導と考える」としてきた研究の視座を、第三巻では「善導の向こう側を考える」と大きく展開。思想史、教理史を視野に収めつつ、善導の信仰世界のさらなる広がりへと踏み出した研究がなされている。

中国仏教が、阿弥陀仏信仰をどのような歴史的過程と展開の中で受容し、また個々の信仰者がどのように自らにとっての阿弥陀仏の存在を探究したのか、どのような〈行〉の観念のもとで実践論を構築し、往生の論理を体系化したのかを論及する必要性を説く。

著者は、善導における〈行〉の本質や、輪廻と往生、声と名号などの問題について見解を提示。「善導は自身の称名念仏の声の中で常に阿弥陀仏とともにあり、自身の声の中に立ち現れた阿弥陀仏に対して全衆生の往生を祈り、そして願い続けていたことであろう」とまとめている。その上で、善導研究と法然研究を浄土宗伝法の研究へと発展させていくことを、浄土宗学者である自らの今後の責務として掲げている。

定価2万2000円、山喜房佛書林(電話03・3811・5361)刊。

宗教から見た世界

宗教から見た世界…島田勝巳著

10月25日

天理教の機関紙『天理時報』で2008年から21年まで続いた連載95編から61編を選んでまとめた。世界で起こった様々な出来事の背後にある宗教的要因を読み解く。情報を批判的に…

備前の児島・五流修験 -その歴史と伝承-

備前の児島・五流修験 -その歴史と伝承-…宮家準著

10月25日

「児島五流」は、瀬戸内海に浮かぶ巨大な島だった「児島」の新熊野権現に依拠した修験である。本書は熊野本宮の修験道から伝わる児島修験の歴史的展開、児島五流の成立、さらにその思…

浄土宗日常勤行の話

浄土宗日常勤行の話…香月乗光著

10月22日

1978年発行の同名の書籍が新装版として読みやすいサイズにリニューアルされた。「毎日み仏の前で『おつとめ』をするということは、私たちの行いをよくし、生活をただしていく上に…

一人の選択と責任 地球の明日を生きるために

社説10月22日

AID出生者の苦悩 寄り添いと技術の歯止めを

社説10月21日

因果論活用の限界 宗教的な共生の意志こそ

社説10月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加