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近代のサンスクリット受容史…西村実則著

2021年6月25日 10時24分
近代のサンスクリット受容史

日本の仏教研究史上、近代に入り仏典をサンスクリットやパーリ語で読むようになったことは、仏教界に大きな胎動を呼び起こした。本書は、ヨーロッパならびにインド、セイロン(現スリランカ)に原典研究の目的で留学した仏教学者の、西洋の師との出会いとその後の事跡を中心に、我が国がサンスクリットを受容した歴史を鳥瞰する。

明治維新以後、神仏分離令が施行され、廃仏毀釈により存立の危機に立たされた仏教界は、現状打開の方策として欧米の宗教事情の調査に乗り出し、東西本願寺を中心として仏教学者たちが次々と欧米に派遣された。

調査のテーマとなった近代インド学は、インドを植民地としたイギリスから始まった。西洋のイギリス人が東洋に来て、政治的軍事的な支配統治を行い、経済上の利益を上げるには、インド人の生活を知り、その思想や宗教を理解する必要があった。しかし研究が進むにつれ、卓越したサンスクリット言語で著された文芸や宗教の豊かさに魅了されていく。

近年、日本の近代仏教史についての研究が急速に進展しつつある。近代日本におけるサンスクリットの受容の歴史をたどり理解することは、これからの仏教研究の見取り図として大いに参考となるだろう。

定価3300円、山喜房佛書林(電話03・3811・5361)刊。

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