PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
第18回「涙骨賞」を募集
PR
中外日報宗教文化講座2021 第18回「涙骨賞」を募集

身心変容と医療/表現~近代と伝統 身心変容技法シリーズ③…鎌田東二編

2021年6月29日 09時12分
身心変容と医療/表現~近代と伝統 身心変容技法シリーズ③

身心変容技法シリーズの最終巻。認知科学・心理学・宗教哲学などの観点から瞑想を分析した第1弾、キリスト教神秘主義・太極拳・修験道・ヨーガ・密教・止観などの行法に焦点を当てた第2弾に続く第3弾では32本の論文と講演録を収録し、統合医療や東洋医学のほか、霊的暴力・幻視体験・「解脱」・巫病・霊障など、場合によっては扱いづらいテーマを論じるものもある。

京都大の野村理朗氏は「『畏敬の念』は攻撃行動を生ずるのか?」という刺激的なタイトルで問題提起。心理学では「畏敬の念」は「所有物の寄付、あるいは公平な分配などの向社会的行動を促進する」とされ、「ちっぽけな存在」と自覚させ、利己的な囚われから解放すると分析される。

一方で否定的な側面もある。映像視聴やゲームなどを組み合わせた実験から「畏敬の程度」と攻撃性には正の相関関係があるとの結果が得られ、「畏敬の影響が大きいほど、特定の条件下で、攻撃性が高まる可能性を示唆する結果である」としている。「誤解を承知のうえで言おう。紛争の始点には“愛”がある。その愛とは、自己犠牲の愛」「その隣人たる対象はいかにして決まり、こちらと他所とを分かつのだろうか」と語る。

定価4180円、日本能率協会マネジメントセンター(電話03・6362・4558)刊。

日本だんじり文化論 摂河泉・瀬戸内の祭で育まれた神賑の民俗誌

日本だんじり文化論 摂河泉・瀬戸内の祭で育まれた神賑の民俗誌…森田玲著

7月20日

岸和田をはじめ大阪府周辺から瀬戸内沿岸に分布する地車文化の全貌を、発祥地の大坂の政治史・社会史・芸能史と重ねつつ多角的に解き明かす初めての書。半世紀にわたる著者の史料分析…

宮座儀礼と「特殊神饌」 奈良県北・中部及び周辺地域を中心に

宮座儀礼と「特殊神饌」 奈良県北・中部及び周辺地域を中心に…𠮷川雅章著

7月19日

祭儀式において重要な要素が、神に物を供える神饌だ。その準備を担うのは神社の神職や職員、氏子、崇敬者だけではない。「宮座」と呼ばれる神社と関係の深い組織・集団が、特別な神饌…

くり返し読みたい  親鸞

くり返し読みたい 親鸞…釈徹宗監修・臼井治画

7月16日

浄土真宗の開祖・親鸞聖人の教えを分かりやすく解説し、人生の悩みにヒントを与えてくれる一冊。『歎異抄』『教行信証』などから引用した聖人の言葉を平易に訳しながら、温かなイラス…

コロナ禍の死者を悼む 悲しみを共にする場が必要

社説7月21日

多様化する葬祭 問うべきは宗学上の意味

社説7月16日

道心堅固の教え 現代の修行の亀鑑

社説7月14日
このエントリーをはてなブックマークに追加