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堀至徳関係文書…池田久代編著 堀至徳資料研究会編

2021年7月2日 15時21分
堀至徳関係文書

日本仏教の在り方を考えるためインドに渡り現地で没した明治の仏教者・堀至徳(1876~1903)や、その師の真言宗室生寺住職の丸山貫長(1843~1927)が起こした真言実行会に関する資料集。同会についてはほとんど研究がなく、近代仏教の中で位置付けを考える上での基礎資料となる。

至徳は多武峰戒光院の元住職を父に持ち、多武峰出身の大西良慶(興福寺住職・清水寺貫主)とは竹馬の友だった。貫長が弘法大師の理念を復活するため立ち上げた真言実行会の運動に参画し、興福寺で貫長から良慶と共に血脈を相承。1901年、岡倉天心に同行し渡印したが、伊東忠太と旅行中に事故に遭い、ラホール(現パキスタン)で死去した。

2016年に翻刻出版した日記に続き、本書には著作・文書・書簡などを収録。「不二真教公称願」など初公開の真言実行会の関係資料は影印で多数収録する。1897年の「真教一夕話」は同会の布教冊子として出された至徳の口述録で、真言実行とは「如来の真実語の如く実修実行する意」と説く。「神のはなし」は1903年にヒンドゥー教聖典『バガヴァッド・ギーター』を日本語訳したもの。同会の拠点の一つで近年焼失した砥取薬師堂の堂宇・仏像などの写真や、至徳がインドで撮影した写真も掲載する。

定価6908円、皇學館大学出版部(電話0596・22・6320)刊。

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