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くり返し読みたい 親鸞…釈徹宗監修・臼井治画

2021年7月16日 10時45分
くり返し読みたい  親鸞

浄土真宗の開祖・親鸞聖人の教えを分かりやすく解説し、人生の悩みにヒントを与えてくれる一冊。『歎異抄』『教行信証』などから引用した聖人の言葉を平易に訳しながら、温かなイラストと共にその意味を紹介する。

親鸞の思想の根本は、阿弥陀如来の本願を信じ、念仏を称えるというシンプルなものだ。しかし、著者はその教えの奥に、親鸞の「人の心の弱さに対する切実な悩み」があったとする。同書は「自分と向き合う言葉」「心を強くする言葉」などをテーマに、私たちの弱さに寄り添うような言葉を引用しているが、その背景には聖人の人間に対する徹底した洞察があることを思わせる。

例えば、20年修行してもなお煩悩は消せないと知り、思い切って自力の教えを棄てた聖人の「しかるに愚禿釈の鸞、建仁辛酉の暦、雑行を棄てて本願に帰す」という言葉を、著者は「勇気を持って新たな道を進む」ことだと紹介する。人生の転機で一歩を踏み出す力をくれる力強さがある。人の弱さを何より知る聖人だからこそ、その言葉にきっと励まされるだろう。

また、所々に少年期から往生までの生涯を解説したコラムを付している。巻末の年表や伝道の道のりを記した地図と合わせ、聖人の人生を追想できる。

定価1320円、リベラル社(電話052・261・9101)刊。

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