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不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧…横田南嶺・細川晋輔ほか著

2021年8月23日 09時11分
不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧

新型コロナウイルスの感染拡大で、不要不急の活動の自粛が求められている。だが、そもそも何が「要」で何が「急」なのか……。宗派も年齢も異なる10人の仏教者が「不要不急」という禅問答に挑む。

横田南嶺・臨済宗円覚寺派管長は「私の今日までの歩みは『不要不急』であった」と振り返りつつ、無用のものこそが日々の暮らしを支えていると指摘。「『不要不急』『無用の用』を楽しみ、大切にする暮らしを今一度考え直してみたい」と、実りある人生を送るためのコツを教示する。

曹洞宗僧侶の藤田一照氏は、同じ「食べないこと」でも受動的であれば飢餓となるが、主体的であれば断食で健康になれるとし、主体性が問われていると訴える。常に主体性を追求した中国の禅僧、瑞巌和尚を例に、自分の本当の要求を見つけることが「生死の一大事」であると解説。十人十色の僧侶がコロナ禍の世界を過ごすヒントを提示している。

その他の著者は次の通り。細川晋輔・臨済宗妙心寺派龍雲寺住職▽阿純章・天台宗圓融寺住職▽ネルケ無方・曹洞宗僧侶▽露の団姫・天台宗僧侶▽松島靖朗・浄土宗安養寺住職▽白川密成・高野山真言宗栄福寺住職▽松本紹圭・浄土真宗本願寺派僧侶▽南直哉・曹洞宗霊泉寺住職

定価858円、新潮社(電話03・3266・5111)刊。

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