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華厳の愛 貞心尼と良寛の真実…本間明著

2021年9月14日 10時59分
華厳の愛 貞心尼と良寛の真実

良寛を「越後の名僧」として現代に伝えた才色兼備の直弟子・貞心尼。その没後150年を来年に控え、本書は70歳の良寛と30歳の貞心尼の清らかで美しい師弟愛を詳述するとともに、一部の誤った伝承に基づく小説が作った“男女の関係”などというネガティブなイメージを払拭する。

貞心尼の著作『はちすの露』に収められた良寛との純真な心の交流を示す和歌に分かりやすい訳を付け、丁寧かつ踏み込んで解説することにより真相を明らかにする。貞心尼ゆかりの一族の子孫が魚沼の地でひそかに伝承してきたマス(後の貞心尼)の夫・関長温の死などの事実から、夫が亡くなった直後に貞心尼が良寛に会いに行った本当の理由を説明している。

さらに次のような新たな事実も紹介する。マスと漢方医・関長温は長岡城下から駆け落ちして結婚▽その後離縁したが、原因とされる「関長温の不倫」は事実ではなかった▽マスは離縁の直前に入水自殺しようとして旅の僧「良寛」に諭され、出家を決心▽貞心尼と同名(呼称はジョウシンさん)の別の尼僧が同時代に魚沼に実在した――。綿密な検証を通し、良寛と貞心尼の関係は、厳しい仏道修行により共に仏となった「華厳の愛」とも言えるものであったと論じている。

定価1980円、良寛堂刊行会刊、考古堂書店(電話025・229・4058)発売。

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