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古代インドの入門儀礼…梶原三恵子著

2021年9月24日 09時12分
古代インドの入門儀礼

インドの歴史は古い。紀元前5000年にさかのぼってインダス文明が栄え、そこへアーリア人が入りアーリア文化を築き上げた。社会体制はバラモン(祭司)、クシャトリヤ(王族・武人)、ヴァイシャ(庶民)、シュードラ(奴婢)の四つに分かれ、支配階級のバラモンは讃歌、呪文、祭詞、祭儀、哲学、儀礼、律法など様々な言語資料としての「ヴェーダ」を創り伝承し、専有した。

本書は、バラモンの宗教儀礼や思想・文化を包含するヴェーダの入門儀礼がどういうものか、その成立と発達、展開を解明し、さらに社会的役割の変遷を論じた労作である。

第4部「ヴェーダ入門儀礼と初期仏教の受戒儀礼」は、初期仏典に見られるブッダへの弟子入りの場面とヴェーダ文献における入門儀礼とを比較検討し、仏教の受戒儀礼への影響を論じている。

仏教の受戒儀礼の源流がヴェーダの入門儀礼展開の文脈上にあり、また初期仏典にヴェーダ文献の宗教・思想関連の単語が数多く用いられていることを知れば、ブッダの生きた時代もまた現実味を帯びてよみがえる。

入門儀礼の最大の形而上的観念は「師の胎児となって新たに誕生する」ことにあると著者は言う。これはヴェーダの本質についての重要な指摘である。

定価9900円、法藏館(電話075・343・5656)刊。

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