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日本古代の仏教者と山林修行…小林崇仁著

2021年10月6日 13時47分
日本古代の仏教者と山林修行

奈良時代から平安時代初期にかけて、山林修行をし、世間で利他の実践を行った仏教者たちに着目した。これまであまり研究対象とされてこなかった代表的な山林修行者9人(泰澄、報恩、満願、施暁、玄賓、聴福、勝道、徳一、勤操)のそれぞれの生涯をたどり、日本古代の山林修行の総体を仏教学の立場から解き明かす。

山林修行が有していた宗教的意義について4部構成で解説。第1部では奈良期における山林修行の先駆者に関する伝承の史実性、第2部では奈良末期~平安初期の代表的修行者の行状から朝廷の仏教信仰などを検討。第3部は山林修行に続いて広く利他を実践した修行者を取り上げ、第4部で大乗菩薩行の一環としての山林修行の特徴や傾向を総合的に考察した。

当時の山林修行は世間と隔絶した形では存在せず、朝廷は僧尼を信奉し看病や祈雨を依頼するとともに、施物や親書を送り支援していた。それを受容する人々の信仰や思想と相まって、古代社会に大乗仏教が浸透する契機になったと考えられるという。

最澄や空海による新宗派あるいは修験道などで重要な要素の一つとして受け継がれた、山林修行の歴史的事実や宗教的意義を明らかにする。

定価1万3200円、勉誠出版(電話03・5215・9021)刊。

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