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浄土宗日常勤行の話…香月乗光著

2021年10月22日 10時50分
浄土宗日常勤行の話

1978年発行の同名の書籍が新装版として読みやすいサイズにリニューアルされた。「毎日み仏の前で『おつとめ』をするということは、私たちの行いをよくし、生活をただしていく上に、大きな意味をもっている」と著者がその意義を説くように、浄土宗の檀信徒が仏前で行う毎日の「おつとめ(日常勤行)」の意味や目的、心得について深く学べる一冊となっている。

「香偈」「三宝礼」「四奉請」から始まり、「念仏一会」そして「送仏偈」まで「浄土宗日常勤行式」の次第に沿って、その一つ一つを詳細に解説している。声に出して称えるお経や念仏のありがたさや、阿弥陀仏との縁を深め、亡き人との心の対話をかなえるための実践、正しく明るい毎日を送る実践としての「おつとめ」を励行していくための理解を促してくれる。また新装版刊行に当たって巻末には浄土宗日常勤行式を収録しており、このことも「おつとめ」への理解を日々の実践につなげてもらうための新たな工夫となっている。

著者は「『おつとめ』は実に平生の念仏が続けられてゆく心の糧であり、信仰に導かれてゆくよき生活への糧であります」と訴え、念仏に導かれる生活を築き上げていくことの肝要さを強調している。

定価1540円、浄土宗出版(電話03・3436・3700)刊。

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