PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
第18回「涙骨賞」を募集
PR
第18回「涙骨賞」を募集 翠雲堂

宗教から見た世界…島田勝巳著

2021年10月25日 10時05分
宗教から見た世界

天理教の機関紙『天理時報』で2008年から21年まで続いた連載95編から61編を選んでまとめた。世界で起こった様々な出来事の背後にある宗教的要因を読み解く。情報を批判的に読み解く力「宗教リテラシー」の重要性を説く。

2001年の「9・11同時多発テロ」以降、イスラームに対する否定的な感情が表出。それを機にアメリカでは世界の諸宗教についての知識教育の必要性から「宗教リテラシー」の言葉が用いられるようになった。

連載期間の13年の間に、アメリカでは黒人初の大統領であるバラク・オバマ氏から、過激な発言や政策を掲げたドナルド・トランプ氏へと政権が移った。欧州ではイスラームに対する危機感が高まり、中東では「イスラム国(ISIS)」が台頭した。

宗教リテラシーが重要となる一方で、客観的な事実よりも個人的な信条や感情に訴える情報が重視されるようになった。16年、オックスフォード英語辞典は「今年の一語」に「ポスト・トゥルース」を選んだ。

著者は客観的な情報やデータを共有できなくなった時代を「(宗教)リテラシーの危機」と指摘。一定水準のリテラシーの先に待ち受けているはずの信仰の深化に向けて我々は歩み続けなければならないと訴える。

定価1100円、天理教道友社(電話0743・62・5388)刊。

空海を生きる

空海を生きる…ひろさちや著

12月6日

仏教を分かりやすく語り続けてきた著者による書き下ろしシリーズ「祖師を生きる」(全8巻)の3作目。真言密教を体現するかのような空海の生涯を時系列でたどりながら、その実像と教…

聖徳太子と四天王寺

聖徳太子と四天王寺…石川知彦監修・和宗総本山四天王寺編集

12月3日

来年4月まで営まれる聖徳太子1400年御聖忌を記念して出版された。四天王寺が創建された古代から平安、中世、近世、近現代と伽藍建築を解説した本記に加え、37本のコラムで「信…

入定する霧島修験 島津氏帰依僧の『日録』に見る近世修験道の変容

入定する霧島修験 島津氏帰依僧の『日録』に見る近世修験道の変容…森田清美著

11月30日

島津家や庶民がその霊験に帰依し、石室に入定して「火の神」となった近世中期の真言僧の自伝『空順法印日録』104段を、自筆の可能性がある写本を底本に全文翻刻し、読み解いた。廃…

情報のTsunami 救済は全人的知に基づく

社説12月3日

WCRP50年 新たな10年へ行動目標

社説12月1日

見えざるものの力 死者との関係を取り戻す

社説11月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加