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「人生地理学」からの出発…斎藤毅著

2021年10月26日 15時04分
「人生地理学」からの出発

創価教育学会の創設者で創価学会初代会長である牧口常三郎の生誕150周年を記念して出版された。牧口が32歳の時、地理教育者として著した『人生地理学』をひもときながら、現代へのメッセージを本書で改めて受け止め直した。

『人生地理学』について「人間を取り巻く世界の多様な自然環境や社会の諸形態と諸活動を、とりわけ人生(人間生活)との関わりで地理学的な視点から見つめつつ示された、牧口師の豊かな世界像」と高く評価。教育実践を通して「日蓮による慈悲の意義に改めて気付かれ、欧米の多様な教育論を離れて独自の創価教育論に達したのではないか」と考察する。

「人道的競争の時代の到来」を予見した牧口の先見性と世界性を分かりやすく解説するとともに、コロナ禍を生きる今だからこそ「今いる世界をどう見るのか」を考え、豊かな世界像を自己の中に築き、創造的な人生観を形成することが大事だと訴えている。

著者は日本地理教育学会元会長で東京学芸大名誉教授。聖教新聞に昨年連載された寄稿「人生地理学からの出発」に加筆し、新たに2章を書き下ろして書籍化した。後半には「切手で築こう 現代の世界像」32回と、牧口の最新研究に基づく略年譜を掲載する。

定価1650円、鳳書院(電話03・3264・3168)刊。

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