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第18回「涙骨賞」を募集
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第18回「涙骨賞」を募集 翠雲堂

森清範法話集 こころの姿…森清範著

2021年10月27日 12時34分
森清範法話集 こころの姿

2008年から20年まで続いた平成大修理の完成記念出版。北法相宗の唯識教学、各宗の教えや歴史、大西良慶貫主をはじめ近現代の名僧、中国仏教界との交流など、話題は多岐にわたるが、年末に著者の揮毫で発表される「今年の漢字」にちなみ文字にまつわる話も少なくない。13年、腐朽のため根継ぎした本堂を支える柱の接合面に書いた「魂」の字は数百年後の修復時まで誰の目にも触れることはない。17年の夏には青森県の曹洞宗の僧侶らによる東日本大震災七回忌法要で請われて「承」の字を書いた。一字一字に込めた心をつづる。

「今年の漢字」の裏話も面白い。毎年、発表の1分後には「なんであんな字を書いたのや」「筆順が間違っているやないか」などと電話が寺務所にかかってくる。03年は「虎」が選ばれた。墨が飛ぶのを避けるため4画目の横線の跳ねを止めて書いたら抗議のはがきが多数来た。「書き取りテストではないので少しは堪忍してほしい」とこぼす。

「新」の時には最後の縦線で少し跳ねてしまった。すると「斤は跳ねない」との抗議の電話が殺到したという。書家の加藤達成氏から「書は勢いなり」との一文を添えて、同じ書き方の「新」の字を書いたはがきが届き、救われた思いをしたという。

定価2200円、淡交社(電話075・432・5156)刊。

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