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高僧和讃講義(四) -源信・源空-…延塚知道著

2021年11月5日 10時59分
高僧和讃講義(四) -源信・源空-

親鸞聖人は、釈尊出世の本懐は阿弥陀仏の本願=「浄土真実」にあるとし、教えを伝承したインド、中国、日本の7人の高僧の恩徳を讃えて多くの和讃を作った。本書は七高僧の最後の2人、日本の源信と源空(法然)の和讃についての講義録である。

親鸞聖人が浄土教の真実義を明らかにした『教行信証』には、如来の本願である浄土真実に遇い難くして遇えた喜びと如来の恩徳を讃嘆する言葉がつづられている。その中でも「行」巻の末尾に示した「正信念仏偈」は「道俗時衆ともに同心に、ただこの高僧の説を信ずべし」とあって重要な意味を持つ。

七高僧は、阿弥陀仏の本願が伝えられた道筋が、インドの龍樹、天親、さらに中国の曇鸞、道綽、善導、そして日本の源信、源空へとつながることを明らかにしたもので、いわば親鸞聖人の教相判釈に基づく選択本願の道筋と言ってよい。

著者は、七高僧一人一人の教えと恩徳を讃えた「高僧和讃」の4年半にわたる講義録を全面的に書き直し、出版してきた。最終巻となる本書は、源信、源空の伝記と教え、和讃の意味をこれまでと同様、丁寧に解きほぐしている。真宗教学の解説にありがちな難解さはなく、初心者にも真宗の教えの肝要なところに手が届く。

定価2090円、方丈堂出版(電話075・572・7508)刊。

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