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翠雲堂

禅の風 第五十号 特集 鬼―― 一切衆生と仏道を成ぜん…曹洞宗宗務庁編

2021年11月29日 10時12分
禅の風 第五十号 特集 鬼―― 一切衆生と仏道を成ぜん

これまでに竜や羅漢、祖師などを特集してきた。記念すべき第五十号は「鬼」の様々な姿に焦点を当てる。監修したのは徳野崇行・駒澤大准教授で、中国や日本の鬼の起源だけでなく、仏教発祥の地であるインドの神話なども紹介。鬼に関する知識が網羅されている。

中国の古典『礼記』や『説文解字』などをひもとき、鬼はもともと死者の霊を意味すると解説。日本では姿が見えないことを意味する「隠」と、陰陽思想の死者を表す「陰」の2説があるという。仏教と深く関わる節分の追儺、盂蘭盆会、インドの鬼神・夜叉、羅刹なども紹介し、鬼の多様性を改めて提示する。『地獄草紙』や『百鬼夜行絵巻』『酒伝童子絵巻』などの絵図や写真も全てカラーでバリエーションに富む。

小説家・京極夏彦氏のインタビュー(特別企画)も読み応えがある。京極氏は、鬼はあらゆる厄災を引き受けてくれる存在だと説明。『鬼滅の刃』が大ヒットした背景には、原発事故による放射性物質の拡散、さらに新型コロナウイルスの蔓延と、見えない厄災が続いたことなどがあると分析する。「目に見えない敵を可視化し、それを一刻も早く退治したい」という感情がヒットにつながったのではないかと指摘している。

定価1320円、曹洞宗ブックセンター(0120・498・971)。

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