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翠雲堂

空海を生きる…ひろさちや著

2021年12月6日 12時46分
空海を生きる

仏教を分かりやすく語り続けてきた著者による書き下ろしシリーズ「祖師を生きる」(全8巻)の3作目。真言密教を体現するかのような空海の生涯を時系列でたどりながら、その実像と教えの解説を試みている。

空海は「密教人間」であったと著者は強調する。奈良時代末期に四国の豪族の家に生まれ、出家した後、唐へ留学。独自の哲学体系や真言密教の道場を創り上げたことで知られる。「畢生のライヴァル」であった最澄との対比や帰国後の足跡などを通じて、社会への働き掛けを積極的に推進しようとする「都の人」としての人格と、世俗的なものを一切捨ててしまって山にこもって静かに一人でいたいという「山の人」としての人格、という相反する人格を混在させていることが空海という人間の特色だと指摘する。

本書を通じて著者は、密教的に生きるということの意味とその方法について分かりやすくかみ砕いた上で、空海の仏教とは「仏をまねて生きる教え」であると提示する。「読者が密教人間になりたいのであれば、現在を楽しく生きてください。あなたは未来のために生きているのではありません。いま、現在を楽しく生きること。それが空海がわたしたちに教えてくれた重要なことです」と呼び掛けている。

定価1650円、佼成出版社(電話03・5385・2323)刊。

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