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二河白道ものがたり いのちに目覚める…英月著

2021年12月8日 10時19分
二河白道ものがたり いのちに目覚める

「空しくない?」。唐突な友人の言葉から本書は始まる。真宗佛光寺派大行寺住職の著者はこの言葉をきっかけに、二河白道の物語を説明していく。

真宗の所依の経典の一つに「仏説観無量寿経」がある。注釈書の『観無量寿経疏』は全4巻からなり、4巻目に「二河白道の譬え」という短い話がある。著者は、友人の「空しい」という思いを解決する答えはそこにあると説く。

二河白道の譬えは中国の善導大師(613~681)が記した話。西に向かう人の行く手に幅100歩ほどの二つの河が広がり、右からは津波が打ち寄せる河が、左からは火焔の飛ぶ河が迫る。東の岸から西の岸へ渡るには15㌢ほどの細い白道しかなく、後ろからは多くの悪人や野獣が迫る。

東の岸で「行け!」と言うのは釈迦。西の岸から「来い!」と呼んだのは阿弥陀。最後は西の岸に到着するが、この話に何が託されているのかを、筆者の体験談とひもづけて仏教の教えを伝える。

親鸞聖人も様々な著書で何度も引用している二河白道の譬えは、著者にとっても人生の地図だといい「現実が受け止められないと、過去は執着するものになり空しいものになる」と論じている。

定価1980円、春秋社(電話03・3255・9611)刊。

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