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宗教文化講座 翠雲堂

新蔵王権現入門…総本山金峯山寺著

2022年3月1日 09時15分
新蔵王権現入門

2010年発行『蔵王権現入門』の改訂版。開祖役行者の事跡、金峯山寺や修験道の歴史、とも祈りをはじめとする祈願・修法の精神を解説するが、中心は金峯山修験本宗の「蔵王一仏信仰」の神髄を説くことにある。

役行者が38歳の時、一千日の修行を経て金峯山の山頂で感得。雷鳴とともに盤石が割れ、憤怒相の蔵王権現が現れた。金峯山修験ではこれを修験道の始まりとする。正式には金剛蔵王権現といい、金剛界と胎蔵界の両界を統べる王を意味するという。金峯山寺蔵王堂に3体の巨大な尊像が並ぶように過去世の釈迦如来、現在世の観音菩薩、未来世の弥勒菩薩を本地仏とし、三世の衆生を救う。3体の仏が融合して一つの変化身として出現したが別々ではなく、その心は一つという。

金峯山寺では「法身蔵王」と呼ぶように顕教の久遠仏としての釈迦如来と同体であり、密教の教主大日如来そのものとする。

山の岩から神が出現するという、仏でありながら神道の神のような出現の仕方をしており、根本のところでは神と仏は分かち難く一体ということを示す。蔵王権現を拝すれば全ての仏菩薩、諸尊、神々を拝することになり、どのような仏菩薩や諸天善神、明王を拝しても全てが蔵王権現に通じるという。

定価1650円、総本山金峯山寺発行、国書刊行会(電話03・5970・7421)発売。

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