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真宗女性教化雑誌の諸相…中西直樹著

2022年3月8日 09時46分
真宗女性教化雑誌の諸相

明治維新で危機に直面した伝統仏教教団にとって女性教化・女子教育が重要課題に浮上する。本書は各派の中でも女性教化に積極的だった浄土真宗本願寺派について戦前期の取り組みを概観するとともに、教化手段として刊行された女性向け雑誌の動向を紹介する。

活版印刷技術の普及に伴い、明治時代は空前の出版ブームとなり、仏教関連の新聞・雑誌の創刊だけでも764種に上ったという。女性向け教化雑誌は1880年代後半から刊行が始まり、真宗系で20誌ほどが確認されている。欧化全盛の風潮に乗って教勢を拡大するキリスト教に対抗して各地の仏教婦人会などが発行したもので、その論調は男女同権論より男女役割論を強調する傾向が強かった。だが、大正期になると第1次世界大戦後の産業発展により「職業婦人」が増加し、欧米の女性解放運動の影響を受けた女性の社会参画、公民権運動の主張も現れてくる。

本書は、2020年に創設された「龍谷大ジェンダーと宗教研究センター」が刊行する研究叢書の一冊。前半部で「女性教誨師」「女教士」「女性僧侶」といった本願寺派の女性教化者育成の系譜をたどり、女子大学設立運動を再検討した論文を、後半部は女性教化雑誌の先駆けとなった『婦人雑誌』の30年分の総目次を収録する。

定価6600円、法藏館(電話075・343・5656)刊。

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