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南都寺社史料集〔3〕 南北朝期 法隆寺 金堂間私日記・吉祥御願御行記録…「金堂日記」を読む会編

2022年3月18日 10時10分
南都寺社史料集〔3〕 南北朝期 法隆寺 金堂間私日記・吉祥御願御行記録

2014年の『法隆寺記録』、17年の『法隆寺雑記』に続く史料集の第3弾。在野で中世法隆寺研究を続ける河野昭昌氏らが『金堂日記』の「金堂仏像等目録」「金堂間私日記」「吉祥御願御行記録」の3冊のうち、重要史料にも関わらず注目されてこなかった「私日記」と「記録」を翻刻した。古代史・美術史研究で周知の「目録」は省略した。底本は『影印本法隆寺史料集成』に収録される南北朝時代の写本(法隆寺蔵)。解説では史料成立の背景まで詳しく考察する。

『金堂日記』は別々に伝わった3冊を1726年に金堂預の良訓が修理して一つに編纂した。一つの伽藍の運営実態を仏像、所属僧侶、法会、財政など総合的な視点で伝える史料は珍しいという。「私日記」は金堂預の定朝が1285年から1319年まで年ごとの僧侶の序列などを略記したもので、長大な日記から摘出したと推定される。「記録」は、現代まで続く修正会が、講堂から金堂に会場を移した1078年から1362年までの期間における儀礼の所作、人員の動員、財源となる荘園との関係などを記述している。

本史料の明治以降の調査研究や伝来の軌跡についても断片的な史料からまるでミステリーを解くように考察する。近代の南都仏教史・仏教研究史の一端を書き留めている。

定価5390円、岩田書院(電話03・3326・3757)刊。

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