PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
お位牌Maker
PR
宗教文化講座 翠雲堂

おうちで禅…花岡博芳著 川口澄子画

2022年4月19日 11時42分
おうちで禅

「仏教や禅は、なくても生きられるかもしれない。でもあった方が、人が人らしく生きられるのではないか」。そんなメッセージを大上段に構えて教えを説くのではなく、読者に寄り添うように暮らしの中から語る。

ご飯を炊き忘れた朝、檀家さんの遺族に投げてしまった失言など、著者は失敗する自らの姿をさらしながら、日々の出来事の中で見いだすことができる禅の教えを丁寧に言葉にしていく。身近な事例や日常の中で感じたことをつづる一方で、様々な禅籍、文学、音楽を用いながら、縦横無尽に禅の教えを語る。巻末には各章の参考文献を掲載している。

本書の在り方を象徴する言葉が「はじめに」で取り上げられている。唐の禅僧・永嘉玄覚の『証道歌』の一節「行亦禅 坐亦禅/語黙動静体安然」。著者は「静かに坐ることだけが禅ではなく、行動することもまた禅である。黙っているとき、動いているとき、休んでいるとき、すべてが禅である」と訳す。5章で構成される本書の章立ては、その言葉を借りて「行く」「坐る」「語る」「黙る」「悠々と」と名付けられた。

大法輪閣刊行の月刊『大法輪』で2014年から20年まで隔月連載された「暮らしに生かす禅ライフのすすめ」を加筆修正し新たに書き下ろしを加えた。

定価1980円、春陽堂書店(電話03・6264・0855)刊。

現代社会を宗教文化で読み解く -比較と歴史からの接近

現代社会を宗教文化で読み解く -比較と歴史からの接近…櫻井義秀・平藤喜久子編著

5月17日

宗教の定義は様々で、しかも伝統宗教の弱体化とともに、宗教と非宗教の境界も見えにくくなっている。現代の社会現象の多くに宗教文化が関わっているといわれても、すぐにピンとこない…

憑霊信仰と日本中世社会

憑霊信仰と日本中世社会…徳永誓子著

5月16日

霊的存在と人間との交感として一般的に知られるのは、神や鬼、死者や生者、狐や蛇などの動物の霊が憑依する現象である。「憑霊」の語は、何ものかが憑く現象を総体的・体系的に研究し…

地獄と娑婆のお地蔵さん

地獄と娑婆のお地蔵さん…ひろさちや著

5月13日

村はずれのお地蔵さん、いつもにこにこ見てござる……。日本人の心象風景にある「お地蔵さん」の特質や魅力について、先日85歳で亡くなったひろさちや氏が解説する。 1979~8…

いのちを社会で育てる 内密出産と不妊治療

社説5月20日

戦争の愚かさ 時代遅れの悪質なプライド

社説5月18日

介護用品贈与通じ 支え合いの精神広める

社説5月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加