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名古屋の仏教【資料編】 -木版資料よりみる-…川口高風編著

2022年6月8日 09時04分
名古屋の仏教【資料編】 -木版資料よりみる-

愛知学院大名誉教授の著者が収集した江戸~昭和期の名古屋の寺院に関する木版刷、活版刷の中から寺院の由来や縁起、勧募帳等の資料を、寺院(74カ寺)の五十音順に配列して翻刻・解説した。

寺院の特徴を相撲の番付に見立てた資料も紹介する。この番付は寺院を様々な分類で比較したもので、当時の大衆の興味を引いたことは想像に難くない。「名古屋市内寺院見立」にある「繁昌な寺院」には東別院、大須観音、福生院、円頓寺、西別院、大光院などが挙げられ、逆に「さみしい寺院」には尾張藩主の菩提寺や藩士と深い関係があった寺院を列挙。明治期の寺院の繁栄と衰微を知ることができる。

『名古屋の仏教【資料編】-「能仁新報」よりみる-』も同時に刊行。明治期に発行されていた能仁新報から、当時の仏教界の情勢を探る。名僧の説法や各宗管長の巡錫、各寺院の法要・行事を伝える記事を収録。同新報に「仏教演説雄弁家投票」という企画があったことは大変興味深い。著者は「仏教が名古屋文化を築き仏教国、寺町となしたのではないか」と指摘している。名古屋文化の形成の背景になった寺院の変遷、歴史的、地理的配置などの研究成果をまとめた「研究編」の近刊も予定している。

定価4400円、あるむ(電話052・332・0861)刊。

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