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禅僧たちの生涯 唐代の禅…小川隆著

2022年7月11日 09時25分
禅僧たちの生涯 唐代の禅

様々な系譜と新たな禅法がせめぎ合い、禅が興起した唐代。中国禅宗史の専門家がその時代に生きた禅僧の出家から受戒、行脚、開悟、そして死まで個別の事例を通じて唐代禅のありようを探る。

中唐以降に馬祖道一の一門が禅門の主流となり、その教えを懐疑、批判するように石頭希遷の一門が現れた。馬祖の一門が「仏」としての本来の心と、現実の迷いの心を分けず、ありのままの心を「仏」としたのに対して、石頭の一門は別の次元に真の自己を見いだそうとした。晩唐、武宗により「会昌の破仏」が起こり、寺の破壊や僧侶の還俗、田畑の没収など甚大な被害に遭いながら「五家」と呼ばれる流派が成立していく。

著者は『祖堂集』と『景徳伝灯録』を取り上げ、歴史学的な考証を加えるのではなく言行の記録をあるがままに読む。中には、土地神やあの世からの迎えの使者「鬼使」とのやりとりもある。行脚や開悟といった場面だけでなく、日常の作務や職務、民間信仰との関わり、文人官僚「士大夫」との交流などにも触れ、当時を生き、禅の教えを伝えてきた禅僧の姿をありありと描き出す。

本書は『大法輪』で23回にわたって連載した「中国禅入門-唐代禅僧たちの生涯」を基に、修改と補足を行った。

定価2640円、春秋社(電話03・3255・9611)刊。

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