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高野街道を歩く…森下惠介著

2023年9月12日 09時31分
高野街道を歩く

近代以前の街道跡をたどりながら、沿道の史跡などを紹介するシリーズ第2弾。実際に街道跡を歩いたであろう著者の見たものが淡々とした筆致で描写されており、読んでいるうちにまるで自分も旧街道をぐんぐんと突き進んでいるかのような楽しさが味わえる。

第1弾の伊勢旧街道が近畿を横断する巡礼道なのに対し、高野街道は近畿を縦断する巡礼道だ。起点は京都、天王寺、堺、平野(大阪)に分かれ、京都を起点とする道は奈良街道を経由する「奈良ルート」と、京街道から洞ケ峠を越えて河内を縦断する「河内ルート」(東高野街道)がある。いずれも2万5千分の1地形図が添えられ、筆者のたどった道を分かりやすく追えてありがたい。

道中、印象的だったのは通行人の利便を図るために建てられた道標の多さだ。石碑、石灯籠、地蔵菩薩など形は様々で、建立した人も地元の豪商から大峯修験の講社、法師、鋳物師など身分や職柄を問わない。

道案内の看板は今では行政の仕事だが、近代以前は民間人の利他的行動の現れだったことが分かる。それは仏教的作善行為でもあった。こうした道標は近代以降の区画整理で移設されたものも多く、ほとんど用をなさずに道端で埋もれかけているが、先人の心意気を知る貴重な史跡であることに気付かされる。

定価3080円、東方出版(電話06・6779・9571)刊。

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