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2024宗教文化講座

いのちの帰趨…鎌田東二著

2023年9月21日 09時12分
いのちの帰趨

著者は神職であり、学者であり、ほら貝奏者であり「神道ソングライター」を名乗ってきたが「詩人」であることは近年まで隠してきた。17歳の時に火山が噴火するように突然詩を書き始め、最も重要な日課となっていた。しかし、人に知られるのも人に言うのも恥ずかしく、ひたすら隠していたという。2022年になって「吟遊詩人」宣言をした直後に転機があった。

「がんを宣告されたとき、動揺はなかった。むしろ、来るべきものが来た、と覚悟が定まった。それどころか、勇気のようなものが湧いてきた」という。グリーフケアという言葉があるが、悲嘆(グリーフ)を感じたことなく「死ぬまで『遊戯三昧』で行きたいと思う」とつづる。

本書には「遊戯三昧」のままに入院中に記した20編と退院後の10編を収録。タイトルだけ並べてみても「漂流船」「迷い」「難破船」「雲水」と流浪をテーマにした詩が多い。「ゆく河の流れは絶えて しかももとの水にあらず」と『方丈記』をもじった言葉もある。全てのいのちは、母を回路としてこの世に生み出されて、くらげなして、ただよえる存在。そんな寂しくはかない旅路をも楽しんでしまう「吟遊詩人的ガン遊詩人」はどこにたどり着くのか。

定価2640円、港の人(電話0467・60・1374)刊。

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