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2024宗教文化講座

自分の心と対話を深める ボールペン「歎異抄」練習帖…釈徹宗監修・岡田崇花書

2023年10月19日 09時39分
自分の心と対話を深める ボールペン「歎異抄」練習帖

「歎異抄」の言葉を抜き出し、一日一語、読んで「書く」ことで味わう練習帖。全ての言葉に現代語訳と解説に加え、その含意や教訓を毎日の生活に生かすための「おだやかに過ごすヒント」を掲載している。

第一~十条からなる「師訓篇」を中心に、28の言葉を厳選。一般にも広く知られている第三条の「善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや」には「阿弥陀仏の本願を信じる心が欠ける善人でも心を改めれば救われるのだから、阿弥陀仏を信じて頼る悪人が救われるのは当然だと言っている」との解説を付しつつ、この部分には様々な解釈がなされ、誤解も多い一文であることを提示する。

その上で第三条では悪人正機が説かれ、親鸞聖人が厳しい自己内省を続けたことにも言及。仏教では「自分をごまかして手に入れる幸せはかりそめであり、幸せになるためには自分を正しく知ることが大切」だとされると述べ「自分を見つめるのに遅いも早いもありません。たとえ後悔があっても、気づけたのなら、気づかなかった以前よりは確実にいい」と解説している。

美しい文字の書き方のポイントや、正しい筆順も解説。ボールペン1本で始められる気軽さながらも、親鸞聖人の教えを正しく知り、自分と深く向き合うことができる一冊。

定価1320円、河出書房新社(電話03・3404・1201)刊。

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